インナーマッスルとは?
インナーマッスルが大切!
なんて、よく言われます。
インナーマッスルさえ鍛えていれば、
人生すべてがうまくいく、
と言わんばかりに、インナーマッスルは、
近年注目されています。
インナーマッスルとは、どこの筋肉?
インナーマッスルってなんでしょう?
奥深くにありそうな響きですね。
しかし、そんな名称の筋肉はありません。
概念的なものなので、
何をインナーマッスルとして捉えるかは、
考え方によって多少異なってきます。
肩のインナーマッスル、と言われるものもあります。
ここでは、私が体幹部のインナーマッスルとして
学んだものを挙げていきます。
①腹横筋
腹筋群の中で、最も深層部にある筋肉です。
脊柱からコルセットのようにお腹を包み、
息を吐く時に収縮します。
また、体を動かすときに、
他の筋に先んじて収縮することで、
脊柱の安定性を保ちます。
この腹横筋が弱くなると、
内臓を支え切れなくなって、
ぽっこりお腹になったり、
姿勢が崩れて、上手く体が使えず、
太りやすくなったりもします。
横隔膜とともに、腹腔内圧を保つ
役割があります。
②多裂筋
多裂筋は、腰椎や胸椎の骨ひとつひとつの間をつなぐ、
深層部の小さな筋肉達です。
脊柱を背面から支える役割があります。
骨盤底筋群とバランスを取って、
骨盤の安定性に関与しています。
③骨盤底筋群
骨盤の底を被うようにある、
会陰部や肛門に関わる筋肉達の総称です。
骨盤底から腹腔を支えています。
多裂筋とバランスを取り、
骨盤の安定性に関与しています。
④横隔膜
「膜」という名前ですが、実際には筋肉です。
ちなみに、ハラミは牛の横隔膜です。
息を吸う時に収縮し、吐く時に弛緩します。
胸腔と腹腔を分け、
腹横筋とともに、腹腔内圧を保つ
役割があります。
インナーマッスルとは、体の中心の筋肉たち
以上、体幹部の4つの筋肉(群)を挙げました。
腹腔内圧を保って、内臓や脊柱を安定させる筋肉です。
体の中心が安定するから、しっかりと動くことができます。
では、インナーマッスルは、
どのように鍛えるのでしょうか?
気になるトレーニング方法はまた今度!